以前セミナー音声等で
教えていただいた以下の言葉を
先日、ふと、思い出しました。
『 企業は原則倒産する。 』
以前初めて聞いたときにはあまり
ピンときませんでしたが、
今回、あらためていろいろと
考えてみると、かなり深い言葉と感じました。
個人的な勝手な解釈ではありますが、
私の好きな比較対象である「自然。」
例えば、
人の一生を考えてみたとき、
子供のころは、黙っていても、
特に何も意識せずとも、普通に過ごしていれば、
右肩上がりで、筋力や知力、体力などなど、
増えていくと思います。
そして、大人になり、ほぼ平行線を
たどる人が多いのではないかと思います。
そして、さらに時が経つと、
腰が痛くなったり、白髪が増えたり、
身体が堅くなったり、疲れやすくなったりなど
今度は徐々に右肩下がりになってくると
思います。
この現象は、
極々自然なことだと思います。
企業もほとんど同じなのではないかと
感じました。
最初の立上げのときから
うまく行かない場合もあるようですが、
うまく立ち上がって順調に進んでいた会社でも
時がつと岐路に立たされるときがあるようです。
おそらく、
上記の人の場合と同じく、
ある意味老化現象が自然発生的に
始まるのだと思います。
人の場合、減速を遅くさせたり、
多少の維持向上などは可能でも、
極端な再成長というものは望めませんが、
企業の場合、
対応内容によっては、
植物が種を落として、
新たないのちが芽吹くように
そのポジションから更なる成長、
または多少業績は落としても、
新たなる再スタートを行うことが
可能だというところが面白いと
思います。
その”対応内容”というものが、
時代や環境等に大きく左右されるため、
本当に難しいとは思われますが・・・。
関連して、”創造的破壊”という言葉も
思い出しました。
何度も生まれ変わるためには、
本質的なところはそのままで、
そのたびに既存の表面部分を否定して、
よりよいものに置き換えていくような
ことが大切だとも感じました。
「企業は原則倒産」という話に終始しましたが、
そういった世界観を持っていなければ、
きっと、安定の世界に埋もれて、
その状況にすら気づかずに、
あまり動かないのが人間ではないかと思います。
そしてある意味それが自然だとも思います。
しかし、
長い人生、日々生活していくためには、
最低限の暮らしをする上で、
やはり仕事で稼ぎ続ける必要があります
ですので、
自然ではないことなので
腰は重くなると思いますが、
稼げなくなるのは困るので、
今回の「企業は原則倒産」のように、
自分を動かすためにも、後押しをしてくれる
行動の動機を下支えしてくれるような
世界観を敢えて自身に備えておくということは、
非常に大切なことだと思います。
今回のシェアが皆さんの気づきや、
何か考えるきっかけになりましたら、
幸いです。
いつも最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
感謝いたします。