○「具体」と「抽象」で考える

「具体的」や「抽象的」といった言葉があります。

以前はあまり意識していませんでしたが、
あるセミナーを受けた時に「具体」と「抽象」の言葉と
その活用方法等について教えていただく機会があり、
この言葉・概念も重要であると思っていますので
ご紹介いたします。

まず、「具体」と「抽象」についてです。
例えば、車、バイク、飛行機を具体とするならば、
それを抽象的に捉えると、「乗り物」というくくりで捉えることができると思います。

その他には、人、ミミズ、亀、猫などが「具体」であるならば、
その「抽象」は「生きもの」というように考えることができます。

上記は、「具体」⇒「抽象」の流れで考える例でした。

逆に「抽象」⇒「具体」の流れでも考えることが出来ると思います。
「服」の具体は、下着、スカート、ズボンなどでしょうか。
「鳥」の具体は、カモメ、スズメ、ハトなどが挙げられると思います。

そして、この「具体」と「抽象」の活用方法のひとつは、
この上の二つを一気に考えてみることだと思っています。

つまり、

「具体」⇒「抽象」⇒「具体」

の流れで物事を考えてみる。

と考えています。

そして、実はこれまでのように詳細を説明しなくても、
実際は無意識的に出来ている方も多いと思います。

例えば、
職場や学校でケガが発生したとします。
その怪我の原因がある職場や学校内のとある施設の構造に原因があったとします。

このときの解決案を考えるとき、
ケガが発生した施設の構造を変える。ということは必須だと考えます。

しかし、似た施設を持つ建物があったらどうでしょうか。
ケガが発生する確率が高いのではないでしょうか。

上記の問いと同じ効果をもたらすのが、
今回の「具体」と「抽象」の思考と考えています。

上記例である側面において、問題の
「具体」を、「ある職場や学校内のとある施設の構造」とすると、
「抽象」は、「とある施設の構造」になります。

とすると、

問題は「とある施設の構造」を持った建物が危険であるため、
似た構造を持った建物に対して、しかるべき対処を取ったほうがいい。

と考えることが出来ると思います。

例えが少しわかり難かったかもしれませんね。。。

このように非常にシンプルではありますが、
ある具体⇒抽象⇒具体を意識的に数多く思考していると(癖レベルで)、

ある物事・現象を見たときに、
目の前以外のことに対しての思考も働くようになると思います。
※私は目の前のことに集中してしまう嫌いがありますが・・・、

仕事でも何でも応用力のある方は、
おそらくこの抽象化の思考が無意識的に思考の根底で走っているのではないか、
そう感じています。
一を聞いて十を知る方がいらっしゃるように。。。

とはいえ、
これまでの他の思考と同様、この思考も訓練次第で伸ばせると思っています。

また、文章を作成するときにも、この「具体」と「抽象」で考えると、
章をまとめたり、全体をまとめるのが楽になるような気がしています。

その他、何かを伝えたい相手がいる場合、
具体的な話がなかなか説明しにくい場合に、
相手の認識・チャンネルにあったところの言葉(具体)を探して、
合わせたあとに、抽象化・言語化しながら相手と調整する。
もし、そういうことがリアルタイムにできればいいですね。。。

うまく表現できませんが、
この具体と、抽象を意識的に回しだしてからというもの、(一旦、一段レイヤーを上げて捉えてみる感覚)
その現象とその現象を取り巻く環境との関係性のようなもの、構造のようなものが
少し見えるようになってきたような気がします。

みなさんの家庭、職場、趣味、地域活動などなどにおいても
活用できることがたくさんあると思います。

お役に立てたら幸いです。

今回も最後までお読みいただき有り難うございました。

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