○「なる思考」か「する思考」か

例えば、
仕事に取り組んでいると、
必ず問題や課題にぶつかることが
あると思います。

そのようなとき、
解決策を考え実施することになりますが、
どのような思考を元に、その解決策を考えて
いますでしょうか。

今回その思考について
ご紹介させていただきます。

それは、タイトルどおり
「なる思考」か「する思考」か
になります。

例えば、
人材教育を考えるとき、

人材を「育てる」のか
人材が「育つ」のか

抽象度を上げると、

「育てる」が「する思考」の結果
「育つ」が「なる思考」の結果

に対応しています。

簡単に説明しますと、
「する思考」とは、望む結果がでるよう、
都度都度積極的に対象に対して働きかける必要がある。

一方、
「なる思考」とは、望む結果がでるような
システムや仕組み等を考え構築する必要がある。

どちらも何らしかのアクションを
取る点り課題解決している点においては同じです。

ただ、私が重要だと思うのは、(元々は教えていただいた思考ではありますが)
極力、後者の「なる思考」を使って
課題解決を図りたい。

そう思っています。

というのも、例えば、
前者では教育対象者が増えた場合、
教育をする側の人間の時間的資源が
足りなくなってしまったり、

また、教育を受けた方に異動等が
あった場合、新しい方への教育のために、
教育担当者が同じ時間的資源を
使わなければならなくなるからです。

ですので、可能であれば、
後者の「なる思考」で教育システムを
構築することに労力を使えば、

人の異動など、外部条件が変わっても、
教育担当者の負担・時間的資源に影響を
あまり与えなくて済むのでと思います。
※見方を変えると、効果波及性の高い活動ですね

とは言いましても、
もちろん万能ではなく、
時間的に陳腐化しにくい教育内容であることや、
教育システムの構築そのものが困難な分野などの
適用し難い場合もあるかとは思います。

とはいえ、
常に前者の「する思考」ばかりを用いて、
その場限りの対応を日々こなすのではなく、

できれば、「なる思考」も検討したうえで、
必要に応じて、「なるシステム」作りに
投資するような思考も持ち合わせたいものです。

この、
「する思考」と「なる思考」

もちろん、
上記例の人材教育意外においても
かなり応用できるものだと思います。

健康、勉強、習慣化、スポーツ、人間関係などなど
様々な分野に応用可能だと思います。

ぜひとも、
みなさんの思考にも加えていただき、
活かして頂くことがありましたら幸いです。

最後に、
「する思考」と「なる思考」の例を
いくつか挙げてげておきます。

 売上 ⇒ あげる or あがる
 利益 ⇒ あげる or あがる
 貯金 ⇒ 増やす or 増える
 関係 ⇒ 深める or 深まる
 成果 ⇒ あげる or あがる
 人材 ⇒ 育てる or 育つ
 顧客 ⇒ 増やす or 増える
 不具合 ⇒ ださない or でない
 ダイエット ⇒ する or なぜだかできている

 などなど、大体イメージつきましたでしょうか。

左側が、「する思考」で出す結果
右側が、「なる思考」で出た結果

何か皆さんの考えるきっかけになりましたら、
幸いです。

いつも最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

感謝いたします。

スポンサーリンク
レクタングル大
レクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
レクタングル大